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社史編纂・記念誌制作

社史・記念誌の参考文例集

社長あとがき


 本誌はわが社の創立80周年記念誌として制作しました。編纂にあたっては、10年前に発行した「70年史」のあとを受け、その後の10年間に内容を絞ったものとしました。先行する「70年史」が160ページだったのに対し、今回はこの10年だけの記述で144ページになったのは、わが社の歴史の中でこの10年間がそれだけ中味濃く語り継がれるべきであると考えたからです。
 もちろん、創業期の苦労、創意工夫と努力による成長と躍進、充実への施策は、すべてわが社を今日あらしめた歴史として全社員が共有すべく、特筆大書されるべき出来事ばかりであります。しかし、それらはすべて「60年史」「70年史」で語り尽くされました。
 「社史」というものは、その作る時々で作る理由というものがあると思います。「60年史」のときは、業界で一方の雄と目されるまでになりながら、人間でいえば還暦という節目を迎えて、全社員で会社の歴史を共有すべきツールがないのは良くないとの思いからの社史編纂でした。「70年史」はバブル崩壊後の逆風の中で、特にIT技術を積極的に導入しての技術革新とマーケットの拡大に努めた新しい歩みに至るまでの経緯を全社員で理解しようという狙いがありました。
 そして、そのタイミングで、わが社は当時の状況からベストと考えられた方向付けに沿って全面的な組織改編を行ったことは皆さんご承知のとおりです。

 その新しい組織で、それぞれがどのように考えてどのように歩み、どのような結果に至っているかを、今後のために検証してみようというのが本誌の狙いなのです。
 何かを決定し、行動し、今なんらかの結果があるというとき、その決定や行動を正しく評価するということは簡単なことではありません。これをやったから良かったとか悪かったとか表面的な数字や印象論で片付けていては、競争社会で生き抜くだけの知恵としては不足なのです。

 経験は財産です。財産を最も上手に使うために、本誌は編纂されました。しかし完了形ではありません。むしろ、現時点での一時的なツールだというくらいに思っていただいたほうが、発刊の趣旨に添うものでありましょう。

 読んで気付かれたことや、ご意見があればお寄せください。また、本書をきっかけにして、多くの前向きな議論が各部署で起こることも、編纂担当者として期待しています。

○年○月○日
社史編纂委員会 委員長 社長○○○○