自費出版-社史・記念誌、個人出版の牧歌舎

社史編纂・記念誌制作

社史・記念誌の参考文例集

○○○○○○○○


 私の父である創業者○○○○が下町の小さな○○○○から身を起し、昭和36年12月に株式会社○○○○(設立時社名:○○○○)を設立してから本年で53年が経ちます。おかげさまで、当社もグループ売上100 億円の企業に成長することができました。 これもひとえに数多くのお客様と業界各位のご愛顧ご支援、そして○○グループを支えている社員の奮闘の賜物であり、感謝の気持ちで一杯でございます。

 創業時を振り返りますと、故郷の○○○○を後にして、○○に残っている6人の兄弟姉妹が生活していくための橋頭堡を築こうと上京してきた創業者は、生来の経営者気質で独立心の強い性格から、サラリーマンを辞めて自営のクリーニングの世界に入ったのですが、心はいつも親兄弟を幸せにすることにありました。

 「○○○○○○○○○○○○」は創業者が終世貫いた思想ですが、この精神は、当社の経営理念の中の管理職に求められる資質「○○○○○○○○○○○○」の中に生かされており、今後も大切に守り続けていく所存です。

 創業者の特徴は、このような他人への思いやりとともに、企業経営者として優れた独創性と先見性を兼ね備えていたということです。日本の○○○○の黎明期にいち早く参入を果たしたのも、業界のどの企業も考えが及ばなかった時代に中国からの○○○○の直輸入に着手したのも、その後の当社の事業展開が実証するように、間違いなく先見の明によるところであったと考えています。

 また、手作業に大きく頼っていた○○○○業界に大量処理を可能にした○○○○を考巻頭御挨拶〜創立50年に思う○○が目指すもの3案し、今日の○○○○業界を確立した功績も、同様にその先見の明を物語るものです。

 現在の当社は、常に新しいアイデアを生み出す会社、効率の良い優れた機械を素早く導入する会社、目標に向かって社員が一致団結して進む会社、そして生産性の高い会社という評価をいただいています。これは、ただ単に会社の利益を追求するのではなく、当社の経営理念に掲げる「○○○○○○○○」を実現す るために事業に取り組んできた結果であります。

 「○○○○○○○○○○○○」というのが創業者の口癖であり、教えでした。また、二宮尊徳の思想「積小為大」(せきしょういだい。小さな努力の積み重ねが、やがて大きな収穫や発展に結びつく、小事を疎かにしていては大事を為すことはできないという意味)という言葉を好んで使い、自身や経営における判断の基盤としていました。

 さて、次の50年について思いを致せば、社員が働きやすい環境で生きがいを感じることのできる社風の中で、常にお客様へのサービスを最優先事項とし、○○○○を始めとするお取引先とともに発展し継続していく会社を理想に掲げ、日々を地道に積み重ねていくことの先に光が見えてくるものだと信じています。本記念誌発刊に際し、改めてその思いを強くする次第であります。


代表取締役