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・人間は社会の歯車である。誇りある歯車であり、伝導のあり方をそこで変えうる個性ある歯車である。
チャップリンの「モダン・タイムズ」以来、人間は歯車ではないという主張がなされてきた。そこでの歯車の意味は、没個性的、非人間的な生産ライン上の部品ということであった。
しかしながら、そういう特殊の意味を加えられない限りにおいては、人間というものは社会の歯車的存在とみるのが正しい。その視点がなければ、あらゆる人間の問題を正しく把握することはできない。
歯車であることを否定しては、前に進むことができない。他者と歯車をかみ合わせることを厭ってはならない。むしろ体全体でかみ合っていくようにしてこそ、人間の生きざまなのである。主体的な歯車、それが望ましいあり方である。
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