自費出版-社史・記念誌、個人出版の牧歌舎

HOME > お知らせ > 東日本大震災犠牲者の方 慰霊の歌 “gomenne(ごめんね)”

お知らせ

東日本大震災犠牲者の方 慰霊の歌“gomenne(ごめんね)”

 ソングライターのペンネームoneboyさんがつくった“gomenne(ごめんね)”という歌。歌詞は最初から最後まで「ごめんね、ごめんね、ごめんね、ごめんね」の繰り返しというシンプルな曲です。「ごめんね」の意味については次のようなことだそうです。

『gomenne』の歌にこめられた「ごめんね」
〈例です。ほかにもいろんな「ごめんね」があることでしょう。〉

●身元不明の犠牲者の方々に

助けてあげられなくてごめんね
ひとりで苦しませてごめんね
お母さんお父さんに会わせてあげられなくてごめんね
兄弟に会わせてあげられなくてごめんね
友達に会わせてあげられなくてごめんね
子どもに会わせてあげられなくてごめんね
恋人に会わせてあげられなくてごめんね
愛犬、愛猫に会わせてあげられなくてごめんね
あなたの名前もわからなくてごめんね
(その他なんでも)

●お父さん、お母さんだった人に

助けてあげられなくてごめんね
ひとりで苦しませてごめんね
最後の挨拶もできなくてごめんね
育ててもらったお礼を言えなくてごめんね
大人になった私を見せてあげられなくてごめんね
もうマッサージしてあげられなくてごめんね
ひとりで土の中に眠らせてごめんね
(その他なんでも)

●子どもだった人に

助けてあげられなくてごめんね
ひとりで苦しませてごめんね
もう一緒にご飯を食べられなくてごめんね
野球の選手にさせてあげられなくてごめんね
百合の絵つきのお弁当箱買ってあげられなくてごめんね
大人にしてあげられなくてごめんね
もう会ってあげられなくてごめんね
ひとりで土の中に眠らせてごめんね
(その他なんでも)

●恋人だった人に

助けてあげられなくてごめんね
ひとりで苦しませてごめんね
もう見つめあうことがことができなくてごめんね
もう笑い合うことができなくてごめんね
もう髪を撫でてあげられなくてごめんね
メールでケンカしたままでごめんね
いっしょに人生を送れなくてごめんね

●家族だった動物たちに

助けてあげられなくてごめんね
ひとりで苦しませてごめんね
もう一緒に散歩できなくてごめんね
もう遊んであげられなくてごめんね
もう名前を呼んであげられなくてごめんね
ひとりで土の中に眠らせてごめんね
(その他なんでも。見つからない動物には「見つけてあげられなくてごめんね」。)

“gomenne〈ごめんね〉”


(操作スイッチが表示されない場合は画面上部のバーをクリックしてアクティブコンテンツを実行してください。楽譜は楽譜(PDF)で印刷可。)

 スイッチをクリックすると曲が流れます。歌詞は最初から最後まで「ごめんね、ごめんね、ごめんね、ごめんね」の繰り返しで、「ルルルルルー、ルルルルルー、ルルルルルー、ルルルルルー」のハミング挿入もOK。ちなみにこの曲の発想は金子みすずさんの詩「こだまでしょうか」の一節『「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。』からとのことで、もとは愛の歌でしたが、歌いながら身元不明の犠牲者の方々の埋葬のニュースを聞いてoneboyさんは涙が止まらなくなったそうです。ご自身、16年前の阪神淡路大震災でお母さんを関連死で亡くされています。
 

 ほかにもいろんな「ごめんね」があるでしょう。震災犠牲者の方に対し「○○さん〈ちゃん、くん〉、〜でごめんね」とここに書きたい人は弊社までお知らせください。掲載します。