自費出版-社史・記念誌、個人出版の牧歌舎

HOME > エッセイ倶楽部 > 牧歌舎随々録(牧歌舎主人の古い日記より) > 063. シリアスドラマとしての世界観・人間観

エッセイ倶楽部

牧歌舎随々録(牧歌舎主人の古い日記より)

063. シリアスドラマとしての世界観・人間観

 人間社会を、人生を、シリアスなドラマの好きな人はシリアスなドラマとして見るだろう。童話の好きな人は童話として見るだろうし、宗教家は宗教的色彩において見るだろうし、また、詩人は詩として見るだろう。どのように見ることも可能なのがこの世界の多重性であり、面白みでもある。しかし、正しい優先順位というものはあるのであって、それからいえば少なくとも最初にくるべきなのはシリアスドラマとしての見方だと思う。

1999.02.02