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社史編纂・記念誌制作

社史・記念誌の参考文例集

発刊の辞


 このたび、○○町は町制施行60周年の記念すべき年を迎えました。

 昭和○○年に5か村の合併で誕生してから今日に至るまで、町民の皆様と幾多の困難を乗り越え、○○地域の特色ある自治体として歩みつづけてまいりました。この節目の時機を捉え、これまでの町政がどのように変遷して現在に至ったかを振り返り、その歴史から謙虚に学ぶべきを学んで、今後の発展に資することを目的として編纂したものです。

 この間、当地の特産物である○○を中心に産業の歩みを記録した『○○の○○づくり』、また『○○小学校○○年史』、さらには昭和○○年の台風被害とその復旧対策を記録した『昭和○○年台風○○号被災記録』と、折に触れた記録誌、記念誌を刊行してまいりました。今回は町政全体を振り返る行政史の発刊となります。

 昨今は「グローバル化」ということが盛んに喧伝されるようになり、当町も主に産業を通して国際化の波を意識しながら発展していかなければならないわけですが、真の国際化とはいたずらに世界標準に自己を合わせるということでなく、むしろ持てる個性や特色を保持しまた伸長させて世界に貢献するということも大事なテーマであろうと思います。

 当町の行政の基本姿勢がそのような方向性の上に進められていること、またこれからも進められていくことを町民の皆様に衆知共有していただくための良い機会と考えたことも、本書の刊行を企図した一因となっております。

 具体的な出来事とともに、その背景にあるエピソードや町民の皆様と担当職員たちの苦労話も交えながら編集いたしました。今後ともに、『公民連携』によるまちづくりを進めていくための一指針ともなれば幸いです。

 最後になりましたが、本書の編さんに当たり、ご協力をいただきました方々に心よりお礼申し上げます。

平成○○年○月
○○町長 ○○○○